就活の一環として葬儀に関する相談を行う人が増加中

多くの人は、自分、あるいは近しい人の葬儀についてなかなか現実的に考えることができずにいるものです。生前においては特に縁起でもないものと思いこみ、できるだけ遠ざけて考えようとしてしまいます。例えば病で長らく闘病生活をしている人などは葬儀や死のことをできるだけ頭から追い出し、生きることを考えようとするのが実情です。それは人の思いとしては当然のことと言えるでしょう。

しかしその一方で、自分や近しい人が亡くなった時にできるだけバタバタしないように、生前のうちにしかるべき相談事を行おうとする人も世の中には大勢います。特にまだ健康的なご高齢者が、終活の一環として健康的なうちに自分の葬儀について意向をまとめておこうと活動を始めるケースが最近増えてきており、葬儀会社や専門アドバイザーなどの相談窓口には様々な問い合わせが寄せられています。これらの専門会社では葬儀に関する相談会や説明会なども随時開催しながら、参加者の悩みや問い合わせに答えています。人にはいつか必ず死が訪れるもの。

そんな時に家族に迷惑をかけないためにも、きちんと予算を把握し、どのような規模とスタイルで式を執り行って欲しいのかを明確に伝えておくことが何よりも重要なことと言えるのです。アドバイザー側もその質問や悩みに対して、どの程度のことが可能なのか、問題を解決するためには何が必要なのかを的確に助言します。その結果、むしろ死を恐れるのではなく、前向きになって自分の人生の最後について考えを深めていけることでしょう。

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